抗がん剤治療の負担と不安を減らそう!ゼロから学べる、犬と猫のがん看護実践ポイント
- 動物看護師
動物がん看護を深掘りー抗がん剤治療の理解とサポート技術が学べる
近年、犬も猫もご家族の意識や医療水準の向上のおかげで、長生き出来るようになってきた一方で、
人と同じく高齢化の影響か、犬も猫もがんになってしまうことが増えているようにも感じます。
がんになってしまった子たちの治療は様々ですが、その中でも抗がん剤治療は、
「つらい」や「くるしい」が漠然と連想されてしまうことが多いように思います。
もちろん、抗がん剤は決して負担の少ない治療ではありません。
でもその負担は、適切なサポートを行うと減らすことが出来るんです!
適切なサポートを行うには、獣医師が提供できる治療部分だけでなく、
「動物看護師さん達によるがん看護」が不可欠だと、僕はずっと思っています。
「抗がん剤治療って、よく分からないし、小難しくて勉強しづらい」
「抗がん剤治療中の生活で、ご家族の方に何かアドバイス出来ることないかな」
「電話応対が怖いから、抗がん剤治療中の危険なサインを知りたい!」
こんな疑問を持たれている方に、少しでも役に立てるセミナーにしたいと思っています。
がん治療を受けている動物とご家族の為に「がん看護」の知識を増やし、一緒にサポート出来るようにしていきましょう!
【カリキュラム】
<第1回>犬と猫のがん看護実践ポイント 前編
・使用されることが多い抗がん剤の「現場に役立つポイント」に絞ってご紹介。
・抗がん剤の副作用には”時期”がある!その特徴をしっかり把握しよう。
・抗がん剤投与中に、ご家族にも協力してもらいたい内容を理由と一緒にお伝えします。
<第2回>犬と猫のがん看護実践ポイント 後編
この第2回講座は、がん看護において多くの動物看護師が直面する「抗がん剤への曝露の不安」と「飼い主さんからの質問に対して正確に答えられない不安」という2つの不安をできる限り少なくし、「安心感」と「自信」を持って仕事に臨むための知識を身につけていただきます。
1.抗がん剤への「曝露」の影響と対策
2.抗がん剤の排泄経路と排泄期間
3.排泄物の処理と清掃方法
4.ご家族から聞かれる質問 Q&A集
・がん看護分野の範囲で、しどろもどろにならずによく来る質問に答えられるようになろう!
・質問に対する答えで、第1回目の講義で話せなかった点は更に追加でお話します。
<取り上げる質問(一部)>
1)自宅で排泄物はどう処理するの?
2)スキンシップや舐められても平気?
3)トリミングに連れて行って大丈夫?ほか
- 受講対象
- 動物看護師
- 講師紹介
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一萬田 正直
公益財団法人 日本小動物医療センター付属日本小動物がんセンター 獣医師