もっと深掘り！ゼロから始める6S講座～　整理・整頓・ラベリング編 　～

動物看護や獣医療の知識は学校で習うけれど、片付け方は習いません。

動物病院の大半は物が多く、バックヤードは常に荒れています。

私自身、片付けを学ぶ前までは「新しい病院は綺麗でいいな、あんな職場で働きたいな」と思っていました。しかし、過去２回も新築の職場を経験させて頂いたのですが、どちらも１年足らずでゴチャゴチャした普通の病院や職場になってしまいました。

この原因は何なのでしょうか。それは病院が古い事や収納が少ない事ではありません。

建物（ハード）ではなく働く人（ソフト）に片付けのスキルがない事が１番の問題なのです。そして片付けソフトは、今からでも簡単にインストールできる知識です。

古い病院に嫌気がさした時、リフォームを考える前などに、新しいソフトをぜひ一度試してみて下さい。

今回は基礎編で片付けに興味を持って頂いた方、今まで自己流で何とかしてきたけれど上手くいかない皆さんへ、もっと深掘り！した片付けのテクニックをお届けします。

きっと学ぶ前と後では、日常業務で意識する視点が変わりますよ。

＜第1回＞『整理（Seiri）を深掘り！ 不用品を溜め込まない思考回路』

・置いてはいけない物と買ってはいけない物

・物の基本領域（アクティブ・スタンバイ・プロパティ・スクラップ）

・流れ品を堰き止めるべからず

・紙と本を減らす（紙媒体の発生から保存、廃棄まで）

・片付けをやってくれない人への対処法

＜第2回＞『整頓(Seiton)を深掘り！ 病院にピッタリくる収納』

・収納の基本は標準化

・身長に配慮した収納とアイポイント

・動線を考える

・何を、どこに、どう置く？置き場所と置き方の基本原則

・余計な動作を省いてノンストレス生活

＜第3回＞『ラベリング(Labeling)を深掘り！ 効果的なラベリング』

・やってはいけない失敗ラベリング

・ラベリングの標準化

・ラベリング基本ルール

・ラベリング＋形跡管理＝最強

・物を置かせない為のラベリング

※ちょっとおまけ：心が楽になる在庫管理との向き合い方