獣医師神経病シリーズ・苦手意識を克服する！神経疾患へのアプローチ

神経症状への苦手意識を克服しませんか？

神経疾患の症例の臨床症状は多岐にわたり、緊急性のある疾患も少なくありません。そうであるにも関わらず、言葉を発しない動物達の神経症状はテキストを読んだだけでは理解が難しく、苦手意識を持たれている先生も少なくないのではないでしょうか？神経疾患の症例の診察は、診察室での動物の観察に始まり、稟告の聴取、神経学的検査の実施という一連の流れがあり、それらの結果を総合して症例に起きている病態を具体的にイメージし、そのイメージをもとに現場で対応を決定しなくてはなりません。本セミナーでは、講座1で‘脳および脳神経の異常’による神経症状について動画を用いて解説していきます。講座2には、‘脳’の異常による代表的な神経疾患である‘てんかん’について学んでいきたいと思います。

＜講座1＞動画で理解する神経疾患の臨床徴候：頭蓋内疾患と脳神経障害へのアプローチ

•診察室からはじまる神経疾患症例へのアプローチ

•ポイントを押さえた神経学的検査

•頭蓋内疾患の部位別の臨床症状を理解する

•脳神経障害の臨床症状：よく遭遇する症状から希な症状まで

神経症状はテキストを読んだだけではイメージしづらいものと思われます。本セミナーでは頭蓋内疾患と脳神経障害の動物の臨床症状について動画を見ながら学んでいただきます。

＜講座2＞てんかんの維持療法と緊急対応：いつから、いつまで治療が必要？

•まずはてんかんの分類の確認

•けいれん様の症状：紛らわしい症状の症例達

•抗てんかん薬：新旧薬剤の特徴と使いどころ

•てんかん重積の症例が来院したら

けいれん発作は来院理由として珍しくない神経症状だと思います。けいれん発作の適切な管理のために、まずはその動物が‘てんかん’であるかどうかを正しく判別していきましょう。